出産レポ②
◆出産レポ②
朝になり、担当の助産師さんが変わりました。
物腰柔らかな、斉藤由貴似の美人さん。
「体力が消耗していて、陣痛がなかなか強くならならない状態。ドキドキするだろうけれど、とにかく合間に少しでも寝るようにしてね」とのこと。
「痛すぎて眠れないのですが (涙目)」と話す私に、優しく呼吸法のアドバイスをしてくれました。
◆弱めにフゥーーーーーーと息を吐き切って、同じくらいかけて鼻から吸う呼吸を繰り返すこと
◆身体に力を入れないこと
◆息を吐くごとに身体を脱力していくイメージで呼吸すること
がポイントだそうです。
目安として、8秒吐いて、8秒吸うイメージで続けてみました。
それまでフゥーーーーッ!!!と力強く息を吐きながら、ベッドの手すりを強く握って痛みを逃していたので、知らず知らずのうちに体力を消耗してしまっていたようです。
教わった通りに呼吸法を続けたところ、だんだんと陣痛と陣痛の短い間にウトウト眠れるようになってきました。
そこから4時間後の朝10時の検診で、子宮口が6センチまで開きました。
途中、朝ごはんとお昼ごはんを持ってきていただきましたが、全く食欲がなくて食べられませんでした。
何も口にしたくないくらいでしたが、食べないと体力がどんどん消耗してしまうから、無理にでも何か口にしてね。とのこと。
味のするものを受け付けなくて、持参したゼリー飲料を少しずつ飲むのがやっとでした。
飲み物はスポーツドリンクと麦茶を持ち込んだのですが、スポーツドリンクの甘さが気持ち悪くなってしまって、ひたすらに麦茶を飲みました。
痛くて起き上がるのがやっとだったので、100均で買ったストローキャップが、物凄く重宝しました。
そこからまた呼吸法で耐えたのですが、なかなか進まず…
それでも、だんだんといきみたいような痛みに変わってきました。痛みもさらにワンステージ上がりました。まだ子宮口が開ききっていないため、いきんではいけないとのこと。
ここでいきんでしまうと子宮口が裂けてしまうのだとか(>_<)
起き上がってあぐらをかき、かかとをお尻に当てるような姿勢でいきみを逃す方法を教わりました。
起き上がったこともあってか、頻繁に強い陣痛が来ました。もう呼吸法だけではどうにもならず、掛け布団を必死で掴み、夫に尾てい骨の上を力強く押してもらうことで凌ぎました。
そこから2時間ほど経過。
横になると全力でいきんでしまいそうで怖かったので、あぐらの体制のまま耐え続けました。
子宮口も8センチまで開いてきたけれど、陣痛がもっと強くならないとお産に進めないとのことでした。
陣痛が10分間隔になった前日の16時時点からかなりの時間が経過しているということで、このまま体力を消耗してしまわないためにと、陣痛促進剤を打ってもらうことになりました。
隣の妊婦さんも、まだ叫び続けていました。
同じくらいの時間、陣痛の痛みと闘っているということで、いつのまにか同志のような気持ちに(笑)
私は全く叫ばなくてもヘトヘトだったので、叫び続けている妊婦さんの体力が心配でした。
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