出産レポ③ ついに分娩室へ!
陣痛促進剤を打ってもらうことになったものの、血管が細過ぎて太い針が刺さらないというアクシデントが発生。
看護師さん、「ちょっと待っててくださいね」と部屋を出て行ったきり、40分くらい戻ってこなくなる(泣)
今まで採血のたびに「血管細いですね…(苦笑)」と言われ、看護師さんを困らせてきた私の血管。
ここに来てまた、血管の細さに苦しむことになるとは…
より一層強くなった陣痛の痛みと闘いつつ、自分の血管の細さを恨みつつ(笑)、看護師さんの帰りを待ち続けました。
戻ってきた看護師さんの格闘の末、なんとか手首の血管に刺してもらうことが成功し、やっと点滴をしてもらえました。
そこからかなりの間隔で強い陣痛が来るようになりました。
数分後の検診では、赤ちゃんの頭が指に触れるくらい降りてきているとのことでした。あともう少しだ!と思うと、頑張れました。
痛みの度合いは、メモリがマックスに振れるくらいになっていました。
その後何回かの激しい陣痛に耐え、助産師さんの指示でいきんだところ、やっと破水。
破水後、すぐに分娩室へ移動しました。
担架で運ばれるのかと思いきや、陣痛と陣痛の間を見計らって、自分で歩いて移動。
自力で分娩台に乗るとは知りませんでした!
分娩台に乗ってからが痛くて辛いのかと思っていたけれど、陣痛といきみたい衝動に20時間以上耐え続ける方が辛かったです。
やっと思い切りいきんでいいという開放感で、よっしゃ!産んだる!と晴れやかな気持ちでした(笑)
助産師さんの判断で、赤ちゃんの頭が見えるまでは横向きでいきみました。その方が、力が入りやすいように感じました。
間隔は短いけれど、陣痛と陣痛の合間は休みながら、冷静にその時間を過ごすことが出来ました。
ポイントは、痛みが来たらすぐにいきむのではなくて、最初の数秒は呼吸法でいきみを逃し、痛みの強さがマックスになるタイミングを逃さず渾身の力でいきむこと。とのことでした。
もう1人の妊婦さんの叫び声も聞こえていました。
同じ時間を苦しんだ者として、同志のような感覚が芽生えていました。